てくてく日記 Kai

また海外へ行きたいと夢追い人の母と、そんな母に連れられている息子の日々。

モントリオールで疑われた話(1)

 

いつもブログを読んでいただいてありがとうございます、なかなか更新出来なくてすみません。もう少し努力します。

 

ところでいきなりですが、

皆様、ハーグ条約というのをご存知でしょうか。手っ取り早くよそのホームページから拝借してきましたので以下の文章をご覧下さい。

 

ハーグ条約は,国境を越えた子どもの不法な連れ去り(例:一方の親の同意なく子どもを元の居住国から出国させること)や留置(例:一方の親の同意を得て一時帰国後,約束の期限を過ぎても子どもを元の居住国に戻さないこと)をめぐる紛争に対応するための国際的な枠組みとして,子どもを元の居住国に返還するための手続や国境を越えた親子の面会交流の実現のための締約国間の協力等について定めた条約です(2016年1月現在,日本を含めた93か国が締約国)。日本人と外国人の間の国際結婚・離婚に伴う子どもの連れ去り等に限らず,日本人同士の場合も対象となります。

(外務省HPより)

 

次は、某サイトより拝借してきた文章です。

 

A1、ハーグ条約という国際条約の話ですが、実は非常に身近でしかも深刻な問題なのです。子どものいる夫婦が離婚した時、子どもはどちらが育てるべきだと思いますか?

Q2、母親が引き取って育てる人が多いような・・・

A2、日本では一般的にはそれが普通と考えられていますが、外国、特にヨーロッパやアメリカなどではそうではないのです。
欧米では、両親は離婚しても親であることに変わりはない。
片方の親が引き取ったとしても、子どもと会ったり遊んだりするのは当然だという考え方です。こうした考え方の違いが、実は長い間、深刻な国際問題になっていました。


Q3、国際問題ですか?

A3、首脳会談で毎回、取り上げられるくらい、欧米諸国はこの問題に強い関心を持っていました。国際問題だけでなく実際に深刻なトラブルも起きていました。
国際結婚をしていたカップルが離婚して、片方の親が子どもを自分の国に連れ帰る。
相手が合意していれば問題ないのですが、無断で連れ帰った場合、欧米などでは「子どもを誘拐した」として罪に問われることもあるのです。
実際にアメリカでは日本人の母親が誘拐罪で起訴されたケースもあります。
こうしたトラブルを防ごうとして作られたのが「ハーグ条約」という国際条約です。
日本は長くこの条約に入っていなかったために「拉致天国だ」などという批判まで受けていたのです。
各国の批判もあって、日本はようやく91番目の加盟国としてこの条約に加わりました。(2014年)

 

 

 

私は、ずっと前に留学について色々調べている途中で、ハーグ条約のことを知りました。

この条約に批准する前は、日本人の親は他国で裁判を起こし、長期にわたって孤軍奮闘しなければならなかったケースが多々あったとか。

 

知った当時は大変だなあ〜と思うだけでしたが、

実は今回カナダにくるにあたって、まさに自分が、このハーグ条約の当事者?になったのでした。

 

私が1人でkkの手を引き、空港に行きます。すると「アナタ、このお子さんを父親に何も言わず、無断で連れ去ろうとしてるんじゃないでしょうね?」と疑われるわけです。

 

留学エージェントさんからは「あまりに荷物が少ないと、いかにも子どもをさらってきたみたいでイミグレーション(入国審査)で疑われると思うから、重くて大変だろうけどスーツケースは持ってきた方がいい」とか、具体的なアドバイスまでされました。

 

そして、その言葉通りに、でっかいスーツケースをゴロゴロ引きながら私は日本を出発。

 

でも成田では何もなし。

 

トランスファーで降りたアメリカのシカゴでも、特に何も言われなかったと思う。

 

そして最終目的地のモントリオール

ピエール・エリオット・トルドー国際空港。

この時の私の英語力は本当に全くのゼロで、イミグレーションが何処なのかを人に尋ねることさえ出来ませんでした。

 

それで、多分ここかな?と思う場所に行くと、場所は合っていました。

が、イミグレーションオフィサー(入国審査官)に色々話しかけられたけど半分くらいしか分からない。

最終的には「向こうに出て行ってハンコもらって」みたいなことを言われたので、何処か途中でハンコもらうところがあるのかな、と思い、サンキュー、と超適当に返事をしました。

スーツケースをコンベアーで見つけて、さあ出口はどっちかなあと歩いていると、出口でセキュリティのお兄さん(イケメン)に「マダム、こっちに来て下さい」と呼び止められました。

 

そんで、あれよあれよという間にもとのルートを逆戻り。

途中で、「フランス語は全然知らないし英語がほとんど分からない、ごめんなさい」と言うとイケメンのお兄さんは、OK、大丈夫と笑顔で言ってくれた。優しい〜。

 

結局、最初のイミグレーションのすぐ後ろにある、ガラス扉の部屋に行くように言われました。

あー、なるほど、やっとここで引っかかったんだな、と納得。

 

さてここからどうなるか?

 

続きます。