てくてく日記 Kai

また海外へ行きたいと夢追い人の母と、そんな母に連れられている息子の日々。

モントリオールで疑われた話(2)

前回の続きです。

 

オフィサーに呼ばれて、なんでカナダにきたのか、どれ位滞在する予定なのか、子どもはあなたの子どもか、といろいろ聞かれました。

 

国によって必要書類は違うのですが、カナダでは、もし私が結婚している場合は、ここで夫自筆の渡航同意書を出さなくてはいけません。離婚している場合は元夫に書いて貰わなくてはならないのです。
ちなみに私のクラスメイトのコリアンのスゥは離婚しているので、「以前子ども達とフィリピンに行った時に、元旦那と口をきくのも嫌なのに、わざわざ連絡して書類書かせて、スゴイ嫌だった!」と言っていました(ー ー;)

もし渡航同意書が提示出来ないなら、戸籍謄本オリジナルと英訳したものを提示しなくてはいけません。(それでもやはり、決め手?になるのは両親の署名のようです。)


私が持っていたのは戸籍謄本オリジナルと英訳版のみで、渡航同意書は持っていませんでした。もちろん署名もありません。

 

なぜかというと、必要ないだろうと思ったから。
family register(戸籍謄本)の、kkの父親欄が空欄、何も書かれていないからです。

 

これは、kkの親権を所有する権利のある人間は母親のみということを示すものなので、おそらくイミグレーションも問題なく通れるだろうと私は思っていました。

「私は今まで結婚したことはなくて、子どもは1人で産んで育てている。子どもの父親と一緒に住んでもいないし、いま彼と連絡もとってない」と単語を並べただけの英語で話すと、オフィサーはフンフンと頷き、registerをガン見して、
「OK、ありがとう、行っていいわよ」
と言ってくれました。

 

 

実はこのregisterを、私はスーツケースに入れていたので、間違って出口直前まで行ったのも却って良かったのかも知れません。もしあのままストレートに行ってたら、先にスーツケースを取りに行かせてくれ、と言わなければならず、余計に怪しまれていたと思います。

 

 

私が戸籍謄本の英訳を作ったのは2年前なのですが、作っておいて本当に良かった。
なんせ、これを作るのに凄い時間とお金がかかったので…。
今回のように何もかも時間もない、お金もない中で準備するとなると、間に合わなかった可能性もあります。

 

帰りもまた何処かで引っかかるのかなー。でも今度は多分、kkの住所のあるとこに帰るだけだから、何も言われない気がします。

 

そして私も、今度は英語が少しはわかる気がします 笑