てくてく日記 Kai

また海外へ行きたいと夢追い人の母と、そんな母に連れられている息子の日々。

モントリオールで言語について考える。

 

9月2日、この日は寂しくも、どこか晴れ晴れとした気持ちを感じる日でした。

母の3か月のESL(英語学校)が終わり、kkの保育園の最終日でもありました。

kkはクラスのみんなや先生とhugしてお別れのあいさつをし、

先生達には「Oh,My sweety!」と羽交い絞めにされていました(^ ^)

それを見ながら、誠にうちの息子は幸せなヤツだわ、としみじみ思った母でした。

 

母にとってもESLで学んだ3か月はとても幸せな時間でした。

仕事もせず、子どもを保育園に預けて堂々と学校に行き、真昼間に自分のための勉強に集中する。これを贅沢と言わずしてなんというのか。

 

私は英語が好きだから英語を勉強しているわけではなく、ただただ、多くの人とコミュニケーションをとりたいがゆえに勉強をしに来たのでした。

他にも理由はあるけど、まぁそこは置いといて、

とにかく英語でたくさんの人と話せるようになりたい、という気持ちがずっと強く、英語を学ぶことに集中できて片言ながらも少し会話ができるようになったこの3か月は、本当に幸せな、ずっと憧れていた時間でした。

決して平たんな道のりではなかったし、モントリオールに来てからもいろいろなことで悩みました。ストレス(多分)から、生まれて初めて蕁麻疹を発症し、最初の時は喉の粘膜まで腫れて、恐怖を味わいました。今も時々、蕁麻疹が数個、身体に出ることがあります。喉にも違和感が出ます。ストレスだけでなく、何か食べ物も影響しているのだろうと思いますが…

(このあたりの転末もいずれ書きたいと思っています。)

 

 

9月2日は学校の終了日ということで、改めて、もっと英語が話せるようになりたい、そしてできればフランス語もちょっとはできるようになりたい、という思いを強くしました。こうやって、もっともっとと思うから、できない自分との間にギャップを感じてしまい、ストレスになっているんだろうなあ~と思いつつ…。

 

自分自身のこともさることながら、母がずっと悩んでいることの一つに、kkの帰国後の英語をどうするか、というのがありました。

 せっかくモントリオールに来たので、少しでも英語やフランス語を聞いたり話したりする環境を維持できればいいな…と思っていたのです。

 

幼児で吸収の早い年齢だからといって、たかが4か月程度の滞在で、英語が堪能になるわけではないだろう、と日本にいる時から思ってはいました。

そしてkkは相変わらず保育園ではおそらく主に聞くほうが多く、家で簡単な英語のフレーズは話しますが、日本語ほど話せるわけでもありません。

また、本人の内部のことなので正確な状態を母が把握することはできません。

おそらく聞いて理解することのできる部分は母が想像するより大きい気がしますが。

 

 

インターネットで調べてみると、子どもが帰国してから英語を維持するのには、物凄い労力を要するらしい、ということだけは理解出来ました。

幼児であれば、お金がある場合はインターナショナルプリスクールに行ったり、もしくは英会話の教室に行ったり…

家でもDVDだとか本を親が与えて、見せたりしているケースが多いようでした。

 

年齢の大きい子ならば自宅でも親がついて英語を勉強したり、プライベートでネイティヴスピーカーの先生を呼んで勉強したり、英検を受けたり…

 

凄すぎる。

 

とにかくお金も労力もかかる、ということがヒシヒシと伝わってきました。

 

 

その根底には、英語が出来れば将来的に何かと有利だから、なんとかして維持、向上させたいと言う、親の熱意が共通しているのでしょう。

そこまでではないにせよ、私も、英語に触れる機会をなくさないで維持出来ないか…と考えていました。

 

続きます。