てくてく日記 Kai

また海外へ行きたいと夢追い人の母と、そんな母に連れられている息子の日々。

モントリオールで疑われた話(2)

前回の続きです。

 

オフィサーに呼ばれて、なんでカナダにきたのか、どれ位滞在する予定なのか、子どもはあなたの子どもか、といろいろ聞かれました。

 

国によって必要書類は違うのですが、カナダでは、もし私が結婚している場合は、ここで夫自筆の渡航同意書を出さなくてはいけません。離婚している場合は元夫に書いて貰わなくてはならないのです。
ちなみに私のクラスメイトのコリアンのスゥは離婚しているので、「以前子ども達とフィリピンに行った時に、元旦那と口をきくのも嫌なのに、わざわざ連絡して書類書かせて、スゴイ嫌だった!」と言っていました(ー ー;)

もし渡航同意書が提示出来ないなら、戸籍謄本オリジナルと英訳したものを提示しなくてはいけません。(それでもやはり、決め手?になるのは両親の署名のようです。)


私が持っていたのは戸籍謄本オリジナルと英訳版のみで、渡航同意書は持っていませんでした。もちろん署名もありません。

 

なぜかというと、必要ないだろうと思ったから。
family register(戸籍謄本)の、kkの父親欄が空欄、何も書かれていないからです。

 

これは、kkの親権を所有する権利のある人間は母親のみということを示すものなので、おそらくイミグレーションも問題なく通れるだろうと私は思っていました。

「私は今まで結婚したことはなくて、子どもは1人で産んで育てている。子どもの父親と一緒に住んでもいないし、いま彼と連絡もとってない」と単語を並べただけの英語で話すと、オフィサーはフンフンと頷き、registerをガン見して、
「OK、ありがとう、行っていいわよ」
と言ってくれました。

 

 

実はこのregisterを、私はスーツケースに入れていたので、間違って出口直前まで行ったのも却って良かったのかも知れません。もしあのままストレートに行ってたら、先にスーツケースを取りに行かせてくれ、と言わなければならず、余計に怪しまれていたと思います。

 

 

私が戸籍謄本の英訳を作ったのは2年前なのですが、作っておいて本当に良かった。
なんせ、これを作るのに凄い時間とお金がかかったので…。
今回のように何もかも時間もない、お金もない中で準備するとなると、間に合わなかった可能性もあります。

 

帰りもまた何処かで引っかかるのかなー。でも今度は多分、kkの住所のあるとこに帰るだけだから、何も言われない気がします。

 

そして私も、今度は英語が少しはわかる気がします 笑

 

 

 

 

モントリオールで疑われた話(1)

 

いつもブログを読んでいただいてありがとうございます、なかなか更新出来なくてすみません。もう少し努力します。

 

ところでいきなりですが、

皆様、ハーグ条約というのをご存知でしょうか。手っ取り早くよそのホームページから拝借してきましたので以下の文章をご覧下さい。

 

ハーグ条約は,国境を越えた子どもの不法な連れ去り(例:一方の親の同意なく子どもを元の居住国から出国させること)や留置(例:一方の親の同意を得て一時帰国後,約束の期限を過ぎても子どもを元の居住国に戻さないこと)をめぐる紛争に対応するための国際的な枠組みとして,子どもを元の居住国に返還するための手続や国境を越えた親子の面会交流の実現のための締約国間の協力等について定めた条約です(2016年1月現在,日本を含めた93か国が締約国)。日本人と外国人の間の国際結婚・離婚に伴う子どもの連れ去り等に限らず,日本人同士の場合も対象となります。

(外務省HPより)

 

次は、某サイトより拝借してきた文章です。

 

A1、ハーグ条約という国際条約の話ですが、実は非常に身近でしかも深刻な問題なのです。子どものいる夫婦が離婚した時、子どもはどちらが育てるべきだと思いますか?

Q2、母親が引き取って育てる人が多いような・・・

A2、日本では一般的にはそれが普通と考えられていますが、外国、特にヨーロッパやアメリカなどではそうではないのです。
欧米では、両親は離婚しても親であることに変わりはない。
片方の親が引き取ったとしても、子どもと会ったり遊んだりするのは当然だという考え方です。こうした考え方の違いが、実は長い間、深刻な国際問題になっていました。


Q3、国際問題ですか?

A3、首脳会談で毎回、取り上げられるくらい、欧米諸国はこの問題に強い関心を持っていました。国際問題だけでなく実際に深刻なトラブルも起きていました。
国際結婚をしていたカップルが離婚して、片方の親が子どもを自分の国に連れ帰る。
相手が合意していれば問題ないのですが、無断で連れ帰った場合、欧米などでは「子どもを誘拐した」として罪に問われることもあるのです。
実際にアメリカでは日本人の母親が誘拐罪で起訴されたケースもあります。
こうしたトラブルを防ごうとして作られたのが「ハーグ条約」という国際条約です。
日本は長くこの条約に入っていなかったために「拉致天国だ」などという批判まで受けていたのです。
各国の批判もあって、日本はようやく91番目の加盟国としてこの条約に加わりました。(2014年)

 

 

 

私は、ずっと前に留学について色々調べている途中で、ハーグ条約のことを知りました。

この条約に批准する前は、日本人の親は他国で裁判を起こし、長期にわたって孤軍奮闘しなければならなかったケースが多々あったとか。

 

知った当時は大変だなあ〜と思うだけでしたが、

実は今回カナダにくるにあたって、まさに自分が、このハーグ条約の当事者?になったのでした。

 

私が1人でkkの手を引き、空港に行きます。すると「アナタ、このお子さんを父親に何も言わず、無断で連れ去ろうとしてるんじゃないでしょうね?」と疑われるわけです。

 

留学エージェントさんからは「あまりに荷物が少ないと、いかにも子どもをさらってきたみたいでイミグレーション(入国審査)で疑われると思うから、重くて大変だろうけどスーツケースは持ってきた方がいい」とか、具体的なアドバイスまでされました。

 

そして、その言葉通りに、でっかいスーツケースをゴロゴロ引きながら私は日本を出発。

 

でも成田では何もなし。

 

トランスファーで降りたアメリカのシカゴでも、特に何も言われなかったと思う。

 

そして最終目的地のモントリオール

ピエール・エリオット・トルドー国際空港。

この時の私の英語力は本当に全くのゼロで、イミグレーションが何処なのかを人に尋ねることさえ出来ませんでした。

 

それで、多分ここかな?と思う場所に行くと、場所は合っていました。

が、イミグレーションオフィサー(入国審査官)に色々話しかけられたけど半分くらいしか分からない。

最終的には「向こうに出て行ってハンコもらって」みたいなことを言われたので、何処か途中でハンコもらうところがあるのかな、と思い、サンキュー、と超適当に返事をしました。

スーツケースをコンベアーで見つけて、さあ出口はどっちかなあと歩いていると、出口でセキュリティのお兄さん(イケメン)に「マダム、こっちに来て下さい」と呼び止められました。

 

そんで、あれよあれよという間にもとのルートを逆戻り。

途中で、「フランス語は全然知らないし英語がほとんど分からない、ごめんなさい」と言うとイケメンのお兄さんは、OK、大丈夫と笑顔で言ってくれた。優しい〜。

 

結局、最初のイミグレーションのすぐ後ろにある、ガラス扉の部屋に行くように言われました。

あー、なるほど、やっとここで引っかかったんだな、と納得。

 

さてここからどうなるか?

 

続きます。

 

 

 

 

モントリオールで言語について考える。

 

9月2日、この日は寂しくも、どこか晴れ晴れとした気持ちを感じる日でした。

母の3か月のESL(英語学校)が終わり、kkの保育園の最終日でもありました。

kkはクラスのみんなや先生とhugしてお別れのあいさつをし、

先生達には「Oh,My sweety!」と羽交い絞めにされていました(^ ^)

それを見ながら、誠にうちの息子は幸せなヤツだわ、としみじみ思った母でした。

 

母にとってもESLで学んだ3か月はとても幸せな時間でした。

仕事もせず、子どもを保育園に預けて堂々と学校に行き、真昼間に自分のための勉強に集中する。これを贅沢と言わずしてなんというのか。

 

私は英語が好きだから英語を勉強しているわけではなく、ただただ、多くの人とコミュニケーションをとりたいがゆえに勉強をしに来たのでした。

他にも理由はあるけど、まぁそこは置いといて、

とにかく英語でたくさんの人と話せるようになりたい、という気持ちがずっと強く、英語を学ぶことに集中できて片言ながらも少し会話ができるようになったこの3か月は、本当に幸せな、ずっと憧れていた時間でした。

決して平たんな道のりではなかったし、モントリオールに来てからもいろいろなことで悩みました。ストレス(多分)から、生まれて初めて蕁麻疹を発症し、最初の時は喉の粘膜まで腫れて、恐怖を味わいました。今も時々、蕁麻疹が数個、身体に出ることがあります。喉にも違和感が出ます。ストレスだけでなく、何か食べ物も影響しているのだろうと思いますが…

(このあたりの転末もいずれ書きたいと思っています。)

 

 

9月2日は学校の終了日ということで、改めて、もっと英語が話せるようになりたい、そしてできればフランス語もちょっとはできるようになりたい、という思いを強くしました。こうやって、もっともっとと思うから、できない自分との間にギャップを感じてしまい、ストレスになっているんだろうなあ~と思いつつ…。

 

自分自身のこともさることながら、母がずっと悩んでいることの一つに、kkの帰国後の英語をどうするか、というのがありました。

 せっかくモントリオールに来たので、少しでも英語やフランス語を聞いたり話したりする環境を維持できればいいな…と思っていたのです。

 

幼児で吸収の早い年齢だからといって、たかが4か月程度の滞在で、英語が堪能になるわけではないだろう、と日本にいる時から思ってはいました。

そしてkkは相変わらず保育園ではおそらく主に聞くほうが多く、家で簡単な英語のフレーズは話しますが、日本語ほど話せるわけでもありません。

また、本人の内部のことなので正確な状態を母が把握することはできません。

おそらく聞いて理解することのできる部分は母が想像するより大きい気がしますが。

 

 

インターネットで調べてみると、子どもが帰国してから英語を維持するのには、物凄い労力を要するらしい、ということだけは理解出来ました。

幼児であれば、お金がある場合はインターナショナルプリスクールに行ったり、もしくは英会話の教室に行ったり…

家でもDVDだとか本を親が与えて、見せたりしているケースが多いようでした。

 

年齢の大きい子ならば自宅でも親がついて英語を勉強したり、プライベートでネイティヴスピーカーの先生を呼んで勉強したり、英検を受けたり…

 

凄すぎる。

 

とにかくお金も労力もかかる、ということがヒシヒシと伝わってきました。

 

 

その根底には、英語が出来れば将来的に何かと有利だから、なんとかして維持、向上させたいと言う、親の熱意が共通しているのでしょう。

そこまでではないにせよ、私も、英語に触れる機会をなくさないで維持出来ないか…と考えていました。

 

続きます。

 

 

 

モントリオールで保育園 2

 

さて、あまりにもブログが書けないので、無理やり時間作って書いてます、

少しでも残しておきたい、忘れるから 笑

 

モントリオールケベック州にあります。ネットで調べていただけばすぐにお判りになる通り、ケベックは頑なにフランス語を公用語として押し通しています、

なので、モントリオールでも教育機関ではフランス語がまず第一です。英語も第二言語として教えられています。

 

kkの保育園は私立ですが、先生はフランス語と英語を話します。

kkも簡単な単語はいくつか覚えているらしく、「ハロゥ、エブリワン」「カムヒア」とか、先生の真似をして言うことがあります。

 

ラ・サールデイケアは敷地はビルの中で広くはありませんが、先生達はしょっちゅう、アクティビティで子ども達を近くの公園などに連れ出してくれていて、かけっこやサッカー、ゲームをしたり、時にはデイケアの前のスペースで遊ばせてくれています。

先日、園の最寄りの地下鉄で、私は学校を休んで必死にEmailを打っていたのですが、その時、聞き覚えのある先生の声が聞こえてきて、見てみると、数人の先生に引率されながら子ども達が遠足気分?で地下鉄のあるショッピングモールの中をキャアキャア言いながら歩いていました。

こんな具合で、アクティビティもなかなか充実しています。

室内でも、ブロック遊び、お絵描き、粘土、工作、他にも色々やらせてもらっているようです。

 

お昼ご飯は、もちろん、ピザ、スパゲティ、サンドイッチなど。

おやつも出ます。味噌汁と納豆ご飯が大好きなうちのkkはちゃんと食べてんのかしら、と思って先生に聞くと、たいてい「Yes」って言われるから多分食べてると思うんですが…。

 

 

それから、驚いたことに、モントリオールの保育園は連絡帳というものがないのです。

何カ所も知ってるわけじゃないんですが、私が最初、kkを入園させようと思っていた保育園は連絡帳がない、と後で知りました。ちなみに私立です。

現在kkがかよっているラ・サールのday careも私立ですが、こちらは連絡帳があります。

先生だけが記入するダイアリーなんですが、一人一人にちゃんとファイル、もしくはノートがあります。

ロッカーの上に置いてあって、その日の活動内容、お昼ご飯、お昼寝のことなどを先生が簡単に書いてくれています。たまに迎えに行った時間に、まだ白紙のこともありますが。

 

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ロッカー。

 

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4歳児のお部屋。

 

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玄関に魅惑的な乗り物が!ミニ白バイもあって、子ども達に大人気。

 

 

あと、ズボンをはいてるけどパンツははいてなかったり、

もしくはパンツが前後逆とか、

Tシャツをちゃんと持って行ってあるのにランニングシャツしか着てないとか、

けっこうザラにあります。日本でも時にはありましたが、ここまでは無かった。

多分、子どもの自主性に任せてるんだと思いますが、かなりのびのびしてます。笑

 

先生の事務処理もおおざっぱだなあと感じます。

 

最初の月と2ヶ月目。

月の最初の辺りには保育料を払っておいた方がいいよな、と思い、1週目に払いに行ったら、

「まだ請求書出来てないわね。月の半ばくらいに、また来てみて。」

 

えぇ〜。せっかく来たのにぃ!

 

毎月決まった日に口座から容赦なく差っ引いていく日本とはエライ違い。

 

と思っていたら、3ヶ月目は1日に直接請求書を渡された。    (゚Д゚)早っ。

 

月によって違うってなんなの?

それでいいの?

 

いいんでしょうね。笑

 

あと、入園のときの書類が、全部フランス語だったので、留学エージェントの方が代筆して下さっていたのですが、

「緊急時の連絡先のここの名前、字が不明瞭で読めないから、もう一度しっかり書いてくれる?」

と入園して1ヶ月後に言われ、

 

さらにその半月後に、

「書類の途中のページが抜けてて見当たらないから、もう一回書いて下さい。」

とフェイスシートを再び書かされました。最初に書いたのはフランス語だったけど、今度は英語だったから自分で書いた。

てゆうか、最初から英語バージョンのをくれ!そしてなぜ今ごろ気付いたのか。

確かに、園長先生、他の先生達と同じくらい子ども達と関わってて決してヒマではないと思うけど…

突っ込みどころ満載で疲れる。

もう何でもいい…(ー ー;)

 

 

しかし、お金は高いけれど、先生達はとてもきめ細やかに関わってくれているし、子ども達をすごく可愛がっているなあと思います。

ホストマザーのお友達で、お孫さんがラ・サールのday careに通っている方がいらっしゃるそうなんですが、その方もラ・サールが一番良いわよと言われている、とMamが教えてくれました。

 

そんなラ・サールday careとも、あと10日くらいでお別れしなければならない…kkも今では保育園が楽しいと思ってくれるようになったのに。

お金があればあと10日くらい延長したいくらいなんですが無理です…。

はあ。高かったな…。

 

カナダでは質の良い教育はお金を払って買うものなのだな、と実感した母でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カナダに行くまで。スマホどうする!(2)

 

さて、15時間のロングフライトでヘロヘロになりながらもなんとか、アメリカのシカゴに降り立ちました。

kkが熱を出したりしていないのが救いでした。

 

トランジット(乗り継ぎ)のために、アメリカのシカゴに一泊したのですが、その時に、一刻も早くSIMを入れなくては!と焦る私は、ここでSIMカードを一度購入しました。

 

しかし!! 店員さんに確認までしたのに、なんとカードのサイズが合わず。
ろくに英語も話せない、iPhone初めて、SIMも初めて。
おまけにkk爆睡。担いでショップをうろうろしている時の不安といったらありませんでした。kk重いわ、しんどいわ、SIM合わないわ…
また買い直し?5000円くらいしたのに…

必死に、単語を並べただけの英語で、
「カードがサイズ合わなくて、入らない、どうにかならない?」
と訴えると、この忙しいのに、何なのよ?という顔で、

「向かいのショップでカードのカットをしてくれると思うから行ってみて」

と言われました。

このiPhoneに、このSIMは使えるか?と確認したら、大丈夫だと言われて買ったのに、合わなくて、相談したら迷惑そう。
なんちゅう店員だと腹立ちながら、とりあえず向かいのスマホケースの店に行きました。

 

そこで、カードのカットをしてもらえるか?と聞いてみると、

胸の谷間がバーンと際どい若いお姉ちゃんが

「カット?うちで?やってないけどぉ〜」という雰囲気の返事。

またか。

 

なんなの、英語出来ないから相手したくないの?

私だって好きで頼んでるわけじゃねぇ!

「でもそこの店の店員さんに、ここでカット出来るって言われて来たんですが」

と食い下がると

「そうなの?うーん、ちょっと待って」

 

と言い、どこかに電話している。

 

間もなく今度は別のお兄ちゃんがやってきて、「どれ?」と言いながら、大きめのホッチキスみたいな道具でバッチンとやってくれて、SIMカードはトレイに収まりました。

やれやれ。

そこで2人から、液晶カバーはしているの?ケースは要らないの?と言われて、いらないと返事すると、

でも液晶は割れやすいから、絶対しといた方がいい、iPhoneのカドをガードしとかないと、落とした時に破損するから、絶対、ケースも必要だよと説得され、じゃあ買うよ、と言うとカバーもケースも全部2人がやってくれました。

カットとカバーとケースで、5000円かかって、余計な出費だったかな〜とその時は思ったけど、結果的にはこの時にやっておいて正解だったと思います。

白ロムは安いのが利点の一つですが、Appleサポートを契約していないため、故障があっても補償対象外です。

案の定、そのあと何回か落としたけど、今のところちゃんと動いております。笑

 

液晶にヒビが入ったままでスマホを使い続けている人もいっぱい見たけど超危険だと思います(ー ー;)

 

さていよいよセッティングしてみよう、と思いホテルに帰ってホテルのWi-Fiにつないで、説明書を読んだけど、当然全部英語なのでよく分からない。

 

結果…

 

 

使えなかった。(T_T)

 

そもそも、メニュー画面に、自分が使おうとしているプランが現れない。

サイズの違うSIMを無理やり入れているので、出てこないのは当たり前っちゃ当たり前なんですが…

 

プランを選ぶ

シリアルナンバー入力

セッティングok

 

となる筈が…

 

出来ませんでした。

 

ああ、SIMのお金、すんごい無駄だった。

 

仕方なくauスマホをしばらく使うことにしました。

 

この後さらに続く失敗の数々。

 

続きます。書いてたら辛くなってきた。涙。

 

 

カナダに来るまでのこと。スマホどうする!

 

 

ここモントリオールでは、iPhone、SAMSUNGをよくみますが、カナダでもXperiaを時々見かけます。

 

日本と同じように、ケータイもしくはスマホのキャリアも何社もあって、ショッピングモールやら量販店やら、いろんなところに出店されてます。

 

ちなみに、いわゆるケータイの2年縛り、これも同じみたい。

考えることは各国共通なのか。

 

日本でもいまやすっかりSIMフリースマホ購入、もしくはSIMロックを解除して、安いデータ業者に乗り換えて通信費を抑えるという手法が当たり前のように雑誌に載ってますね。

ほんと、キャリアの通信費高いですし。通話もいろんなアプリで無料でできてしまうので、消費者側もいろいろ選択の幅が広がりました。

 

ちなみに私は中国地方の某桃太郎県で昨年(2014~2015年)WiMAXを使ってみましたが、場所が悪いのか、全然ダメでした。解約の時にかかったお金、思い出したくもないです。

最低でも、自宅でちゃんと使えるのかは、どうにかして確かめなくてはいけないと痛感。これに頼ってテザリングでパソコンのネットも…とか思ってたら使えない。最悪です。

サイトで、住所を入力すると、その地点での電波状況がざっくりとわかるんですが、本当にただの目安です。

調べたら、電波の弱さはけっこう問題みたいでした、WiMAX。正確には、つなぎ放題でもなかった。結局、無線だから弱いとか。

今後もWi-Fiに関しては十分警戒が必要だと心底思いました。

個人的には、お勧めしません。東京のように、どこでも電波がガンガン入りそうな場所では大丈夫なのかもしれませんが、それでも、近くの中継スポットが工事中だったりすると一時的に何時間か使えなくなるんです。その情報は、WiMAXのサイトでチェックできましたが、こんなことで使えなくなるような脆弱なWi-Fiのために、ストレスを抱えながら月に何千円もお金を払うのはどうかと思います。今は何か変わってるのかな。

すみません、WiMAXのことは余談です。

 

スマホのことは(スマホのこともw)語ると長くなります…


失敗もしました。

 

 

このことは、じっくり書いて、残しておきたい。


思い出すとつらいですが。(涙)


以下、私の、スマホ格闘記録です。

 

 

カナダに行くときにかなり悩んだのがスマホ

できれば、いま使っているauのアンドロイドスマホSIMロック解除して、カナダでも継続して使いたいと思っていました。

SIMについてご存知無い方にちょこっと説明しますと、例えばdocomoで購入したXperiaには「このスマホdocomoで購入、契約しているスマホです」というSIMカードが入っているので、docomoの回線で通話、データ通信できるようになっています。このSIMの、docomoで契約している、というところを解除すると、どこのキャリアとも契約していない、ただのXperiaになります。

この状態をSIM解除済みとかSIMロックフリーとか白ロムと呼びます。リサイクルショップで売られているスマホはまさにこの状態です。

これを、例えばauに持って行って再度契約すると、auのSIMをセットしてくれて、auXperiaとなります。簡単に言うとこんな感じです。

たまにキャリアによって微妙に仕様が違うので、「docomoXperia」とか「auiPhone」とか表示されています。

ただ、すべての機種がSIMフリーに出来るわけではありません。2015年5月に総務省がケータイキャリア各社に「今後発売するスマホは全機種SIM解除出来るようにしろ!」とSIM解除を義務付けたのですが、実際には、「全ての機種」が「購入後すぐに」「無料で」SIM解除出来る訳ではないという状態になりました。行政指導、無力だなあ…。

 

スマホの通信方式がそもそも違うからSIM解除しても他のキャリアで使えない、とか、そういうパターンもあるようです。

詳しくは各社のホームページを参照下さい、わかりにくくてすみません。

 

 

それで、調べてみると、自分の持ってるauXperia、シムロック解除の対象機種じゃなかったです。

なんてこった。ちょっと古かったか?

しかしこの機種もどうにかしてSIMロック解除はできるらしく、その手順もいろんな人がネットに同じような方法で書かれていましたが、

けっこう複雑でした。

時間があったらトライしてみたかったけど。

おまけに失敗したらスマホがお陀仏になるリスクもある。

ダメだ、危険すぎる…(ー ー;)

 

SIMロック解除して、カナダでどっかのケータイ会社のSIMを入れてカナダの電話番号もゲットする。それが私にとって一番ベストで安い方法だったのに…

 

新しくスマホを買うのも、機種変更するのも高くつきます。

 

どうしようかと考え抜いたあげく、iPhoneの白ロムを中古で買うことにしました。

 

私の場合、電話は必須でした。

空港の送迎のスタッフさんと話さなくてはいけないし、数日間は分からないことだらけで何度も連絡をとることになるし、幼いkkを連れての2人旅に、電話なしでは緊急事態に備えることができません。

そこで、最初の数日間は高い国際ローミング料金をとられることを諦めて(スマホの準備する時間もなかった…)auを使うことにして、早めにカナダの電話会社でプリペイド式のSIMカードを買うことにしました。

 

実は私、iPhoneを使ったことがなかったのです。

それで、これを機にiPhoneを使ってみたい、という気持ちもありました。

SIMフリーだから、日本に帰ってからもどこかの電話会社、もしくは格安通信業者のSIMを挿せば使えます。

 

次は、どの世代のiPhoneを買うか。6世代はリリースされて間もないので全体に高いのでパス。4だと古い。それで5シリーズのどれにするか考えましたが、今の世代により近く諸々アップグレードされているほうがやはりいいだろうと思い、5sを探しました。

そして海外でスマホを使うにあたって気をつけなくてはいけないことをネットで調べて、大切なことを知りました。

 

それは周波数です。

 

国や地域によって、使用されている周波数に違いがあるので、自分のスマホがどんな周波数で使用できる仕様なのか、

そしてこれから行こうとしている地域の、各スマホキャリアの周波数に合っているかどうかを確認しなくてはいけない、ということが分かりました。

そして同じ5sでも実は何種類か型番があるということに気づきました。

白ロムのiPhoneを販売するサイトでは、機種と共に、4桁の番号が付いています。あと、海外版とか香港版とかdocomo版とか色々書いてあります。

iPhoneの言語設定は後で何回でも変えられるので言語の問題は無いと思います。

生産国は好みによりけり。

ただこの4桁の型番の確認は必須です。

Appleのサイトに、型番と、国別地域別キャリア別の周波数適合表が全て載っています。

なるべく多くの周波数に適合できるように作られているのですが、アジア、アメリカ、アフリカ…詳しくなくても、電波事情が違うのは何となく分かる。

そりゃそうだ。

 

私は、カナダの東部(モントリオール)で、大手キャリア数社の周波数に適合している型番の白ロムiPhoneを、ウェブサイトで購入することにしました。

2年くらい前にも、一度利用したサイトでしたが、以前よりかなりグレードアップされており、おまけに状態が良く少しでも安いのからバンバン売れていく。

衝撃でした。

大手キャリアでiPhoneユーザーになって新品を継続利用する人がいる一方、こんな風に新古品もしくは中古品の白ロムを買う人も多いのか…

まあスマホだって経年劣化するしなあ。べつに動けば中古でいいんじゃね?って思う人も多いのかな。新品は高い。

 

また話が逸れすぎてすみません。

 

 

結局、モタモタしていたら買い逃してしまう!と焦りながら、5sを購入。

 

日本を出る直前にiPhoneをゲットしました。

 

久しぶりのケータイ2台持ちになりました。

 

初めて海外で初めてiPhone、どこから手をつけるべきか…スマホのこと考えるだけでもけっこうヘトヘトになった。

 

ああああ、時間がない〜。と心中で叫びながらまずは成田へ。

 

 

という訳で続きます。

 

 

モントリオールの言葉事情。

 

カナダには10の州があり、ここモントリオールケベック州に属しています。

 

カナダの公用語は英語とフランス語となっていますが、フランス語を公用語として最も多用しているのはケベック州のみです。

フランス以外で、フランス語を第一言語とする地域としては世界で2番目に大きな都市と言われています。

 

街の標識(高速道路含む)は基本全部フランス語、新聞やお店のメニュー、目につくところは全てフランス語です。それに英語が時々併記されているのですが、全てではありません。

じゃあフランス語出来なかったら生活出来ないじゃん!と思いますが、英語もちゃんと通じます。

ここではフランス語と英語、二言語を話すバイリンガルが実に大勢いて、私がフランス語のみの人に出会ったのは一回のみ。

地域性もあるようです。

移動遊園地のテキ屋っぽいおねえちゃんに、「英語の受付はとなりでやるからそっちに行って!」って言われたけど…(°_°)それくらいでした。

 

基本、フランス語と英語のバイリンガルが多いのですが、英語が得意でフランス語を喋る時には考えながら喋るという人もいるし、フランス語が主だけど、生活や仕事で必然的に英語を身につけることになった人もいるし、様々なようです。

 

一番たくましいのは何と言っても子供達。

クラスメートは国際色豊かですが、いま現在、クラスで日本人は多分kkだけです。
フランス語、英語、どっちも話せないのも、多分kkだけではないかと思う。
先生の言ってることは、分かってるのか適当に返事してるのか、何か質問された時には、頷いてました。
しかし、友達に英語やフランス語で話しかけられても、思いっきり普通に日本語で返事してるkk。 笑
そして、お互い気にすることなくひたすら自分の言いたいことを喋りあって、何だかよくわからなくてもコミュニケーションが成立している(らしい)。

他の子供達からは、ちゃんと「kk〜!」と呼ばれ、仲間として受け入れてもらっているようです。
子どもの逞しさ、ここに極まれりという感じです。


たいてい子供達は、親の母語を話します。私のカナダでの友人、彼女はドミニカ人でカナダで結婚し子どもを産んでいます。もともとスペイン語母語です。しかし子どもには主にフランス語で話します。仕事のために英語も勉強していて、私とは英語でしゃべってくれます。

パパがケベコワ(ケベックで生まれ育った人のことをこう呼びます)なので、パパとも基本フランス語で話しています。

 

なので子どもは、

聞いて理解出来るけどまだほとんど喋れない(喋らない?)→スペイン語

いつも使う母語、聞く、喋る両方ok→フランス語

ちょっとだけ分かる→英語

という感じ。

この先学校に通うと英語も多分習う機会があるので、いずれ彼もネイティヴトリリンガルになるのでしょうか。

 

生まれ育った国や受けた教育が違うために、家族間でも、おじいちゃんやおばあちゃん、おじさんやおばさんと話せない子供たちがいたり、それだけではなく、親子でさえも言葉の壁が生じるのが移民大国ならでは。

どういうことかと言うと、フランス語を知らない親が例えばケベックにやってきて、子供達をケベックで学校に通わせます。子供達は学校でフランス語を習い、友達ともフランス語で会話しますが、親の方は、子供が5歳くらいになると「もう子供が友達と何を喋っているのか分からない」。

これは親としてマズイだろうと、自分もフランス語を一から勉強した、という韓国人ママさんに会ったことがあります。

 

 

ケベックはとにかく移民の多い土地柄です。

フランス語を第一言語と言い張って、移民のための無料のフランス語学校もやっていますが実際にはフランス語が喋れない人もいっぱいいて、小学校で落第、なんてこともあるそうです。

 

私がモントリオールに来てから、友達親子と一緒にkkを大きな公園に連れて行った時のことです。

怖がりのkkはアスレチックに入ったものの自力で出て来れなくなり、「おかあさーん!」と母を呼び始めました。

探しに行くしかないなと思っていたら、アスレチックの係員さんが、kkを迎えに行って連れ出してきてくれました。

私が、すみません!と謝りお礼を言いつつも、「フランス語は全く喋れないし英語もほとんどダメで…」と言うと、

「ここにいるといろんな言葉を聞くから。多分ママを呼んでるんだなーと思ったんだよ。言葉分からなくても心配しなくていいよ、ケベックにはそういう人いっぱいいるしさ。俺も日本語よく知らないけど日本のアニメ好きなんだよね!HAHAHA!(^○^)」と軽く笑い飛ばされました。これがケベックなのか…と感動しましたね 笑


保育園の先生は「kkはスペイン語の数(1,2,3とか)を覚えました」と言ってくれましたが本当かなあ。日本にいた時もそうでしたが、保育園のことを聞いてもまともに教えてくれないので私には分かりません。時々、大人の真似をして「good job!」「Hello everyone」「come here」などの単語を言います。

 

あと1ヶ月ほどで日本に帰ります。

カナダで過ごした4ヶ月が、4歳のkkに何を残してくれるのか、それが判るのはきっと、ずっと先のことですが、新しい友だちがたくさんできた、みんなと遊んで楽しかった、ということを、覚えていてくれるといいなあ、と願っている母です。